意識の中に対象化が起こると
「主体-客体」という分裂が生じ
その意識は条件づけられ、限定されてしまう。
それが束縛だ。
対象化を放棄すれば、
あなたは無心になる。
これが解脱だ。
無限の空間のように、
「私は存在しない」「これは存在しない」という
揺るぎない確信を抱きなさい。
自己と世界という二元性を生み出す不純な観念を捨て去りなさい。
あなたは「見る者」としての自己と
「見られるもの」としての 世界との中間にある「見ること」だ。
常にこの認識の中にとどまりなさい。
あなたは「体験する者」と「体験されること」の間にある「体験すること」だ。
これを知って真我の中にとどまりなさい。
・・・ヨーガ・ヴァーシシュタ P190より